ブルガリアのソフィアから長距離バスでトルコに入り、イスタンブールのバスターミナルに到着しました!
到着するやいなや、愕然。
ひ、広すぎる…。
今まで巡ってきた国のバスターミナルは比較的小さかったから良か ったのですが… イスタンブールのバスターミナルは広い、そしてバスも多過ぎて意味が 分からない!

私はアリベイキョイ(Alibeyköy)という中心部からも離れた街に宿を予約していたのですが、無事たどり着ける自信が無くなりました。
イスタンブールのバスターミナルでATMを探す
とりあえず着いたばかりでトルコ通貨のリラを持ってないのでATMを探してお金をおろさねばなりません。
ATMは真ん中にあるバザールのようになっている建物の1Fで見つかりまし た。
イスタンブールのバスターミナルのトイレの場所
トイレも同じ建物の2Fにありました 。
有料で1.60リラ、しかも中東式…。 このタイプのトイレは苦手なんです。
イスタンブールのバスターミナルからアリベイキョイまで乗り換え移動
よし…!ここから気合いいれて頑張ろう!
手がかりもないまま、アリベイキョイ行きのバスを探してキョロキョロしていると、近くにいた人が「どこに行きたいんだ?」と声を掛けてくれました。トルコ人は人を積極的に助けようとしてくれます。
「アリベイキョイに行きたい。」と言うと、ちょっと待ってろと言って調べてくれました。
「いいか、 ここからメトロでUlubatlıまで行って、鉄道に乗り換えてSehitlikという駅でシャトルバスに乗り替えるんだ !」

ひぇっ、待って待って、直行バスはないの?!そんな乗り継ぎばっかりの複雑なルート分かるかな…と心の中で思いながらも「分かった!」と元気よく言って(本当は分かってない) メトロ乗り場に向かいます。
イスタンブールの乗り物(バス・メトロ・鉄道)に乗るには、 必ずこのチャージ式のイスタンブールカードが必要になります。
逆にこれさえあればイスタンブール市内のほぼ全ての交通が可能です。

カードの買い方は発券機の側に書いてあるのですが、手こずっていると後ろからにゅっと誰かの手が伸びてきて代わりに色々操作してくれたので 、私はお金を投入するだけでなんとかカードが手に入りました。
※お金は投入した分だけ自動的にチャージされるのであらかじめ小さいお金を持っておきましょう。
そんなこんなでなんとかメトロと鉄道を乗り継ぎSehitlikに到着。ここからシャトルバスに乗り換えます。
イスタンブールの各駅には、 駅員さんが必ずいるので分からない場合は聞くといいです。
39Bという番号のバスに乗ればアリベイキョイまで直行です。運賃はバスに乗車して、機械にイスタンブールカードの裏に付いているQRコードをかざしてピッ とするだけです。
そして無事アリベイキョイ到着したものの、大変だったのはここからでした… 。
存在しない宿?
宿を探してBooking.comの地図を見ながら歩いてきたのに、 そこに宿が存在しない…!民家しか無い!一体なぜ!?!?
どうしょう、どこ?…と彷徨いつつ、 通りすがりのおじさんに聞いてみることに。
アリベイキョイのような郊外(?)では簡単な英語も通じず、ジェスチャーで何とか伝わったものの「この辺に宿なんか無い。」という絶望しかないことを一生懸命伝えられました。
でも地図では絶対ここだし困った。外じゃWi-Fiも通じないし。
そんな私を見かねて、おじさんが近くの工事現場まで連れて行ってくれて、 そこの作業員にも聞いてくれました。
作業員2人が携帯で色々調べてくれて、そのうちの一人が私に向かって車に乗れと言っているようです、どうやら乗せて行ってくれるらしい。
地図を見ながら運転してくれる作業員、しかし到着したのはさっきの場所。「地図どおりに来たんだけど宿は無いね…。」また振り出しに戻ってしまいました。
近くに売店を見つけ、作業員さんがそこの店員さんに聞いてくれました。
しかしみんな揃って言うのは「この辺に宿なんか無い。」 ということ。(つらい…。)
売店の店員さんが宿に電話してくれることに。
宿と繋がり、トルコ語が飛び交っていて私にはさっぱり。
どうなった?と聞いてみると、「友達が来る。」みたいなことを言う店員さん。
…友達が来る?どういうこと??と状況が不明な私と、「奥の部屋でティーでも飲んでなさい。」 と言うマイペースな店員さん。
よく分からないけど、とりあえず流れに身を任せよう!何とかしようとしてくれてるのは不思議と伝わってくる。
30分後、店員さんの友達らしき男性が来たので、 この人が宿まで私を連れて行ってくれるのか? と思ったけどそうでもないらしく、なぜかその人と2人でティーを飲んでる状況、英語も通じないし誰なのか謎すぎて気まずい…。
名前は?国は?くらいの会話だけして、 その人がタバコを作る様子をしばらく眺めていました。
さらに15分後、 店員さんに呼ばれて行ってみると、そこに一人の女性が。
「この人が、 宿のスタッフが迎えに来てくれる地点まで君を送ってくれる」 みたいなことを言う店員さん。友達ってこの人のことか〜!(さっきの人ほんと誰やってん?笑)
その女性に連れられて10分ほど歩き、銀行の前まで行くとそこに宿のスタッフが迎えに来てくれました。
おじさん→工事中の作業員→売店の店員→友達の女性→ 宿のスタッフ、とまさに親切のリレー。
言葉は通じないけど、仕事中なのに私のために一生懸命色々してくれて感謝しかない。
おかげで何とか宿に到着できました。
宿にたどりつけなかった理由
なぜ宿にたどり着けなかったかというと、Booking. comの地図の位置表示トラブルでした。
ドラブルの原因は定かでありませんが、トルコではBooking. comは電波トラブルを起こしていて使えないみたいなのでその障 害かもしれません。(ちなみにGoogle mapでは正しい位置に表示されていました。)
私も焦りましたが、ピンチを乗り越える度に多くを学び強くなっている気がします。
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