今回はセルビアの首都ベオグラードから、コソボの首都プリシュティナへ向かいます。この二国間の移動は少し特別です。
それには「コソボ紛争」にまつわる複雑な歴史が関わっています。
なぜこの2国間が特別なのか?
セルビアとコソボは、1998-1999年のコソボ紛争以降、現在も対立が続いており、セルビアからコソボには片道でなら入国出来ますが、 コソボからベオグラードには入国出来ないという状況です。

ベオグラード市内では、コソボに関するプロパガンダ(特定の主義・思想についての政治的な宣伝)が見られました。


コソボ紛争とは?
対立のきっかけとなったコソボ紛争は、コソボの独立を巡 って起きた武力衝突です。
多くの民間人を巻き込み、民族浄化など残虐な行為も行われました。
泥沼化した紛争を重くみたNATOが軍事介入し、セルビアを空爆。
テレビ局や列車、橋、工場などを破壊し、停戦合意される2ヶ月半の間、空爆を続けました。
これが今でもベオグラードに残るNATO空爆跡です。


場所はここ。

ベオグラードからプリシュティナへの行き方
・料金:2,020ディナール / 約1,044円
・出発時刻:21:30発→3:50着
・所要時間:約6時間半
まずはベオグラードのセントラルバスステーションで、プリシュティナ行きのチケ ットを購入します。(2020ディナールRSD / 約1,044円)
運行スケジュールはbalkanviatorで確認し、私は21: 30発の夜行バスに乗ることにしました。
チケットを購入すると、ゲートに入場するためのコインが一緒に貰えるので、コインを入れてゲートに入場しましょう、チケットに記載されている5番乗り場へと向かいます。

バスの車内はWi-Fiが繋がりました。
休憩タイムは2回あります。前の席の日本好きっぽい人がチョコをくれました。
早朝3:50頃、まだ暗いコソボのプリシュティナ到着!約6時間半のバス旅です。
※プリシュティナが終点ではないので降りそこねないようにしましょう!
プリシュティナのバスステーションはここです。主にここが長距離バスの発着地点になります。
まとめ
2国間の関係上、もっと厳しい入国検査があるかなとドキドキしていたのですが案外普通に入国できました。
このバスステーションから市内へは歩いて30分程度の距離になります。
私は暗闇の中歩きましたが、朝が早すぎると言うこともあり、ほとんど人に出会わなかったです。
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