こんな時期にロシアで風邪を引きました…。
コロナなのか、ただの風邪なのかは正直よく分かりません。
熱はなく体のダルさもありませんが、2,3日ほど咳が出て、味覚嗅覚共に失われた状況です。
外出は避けて首にマフラーを巻き、マスクをして宿で大人しくしている他なかったのですが、同じ宿にいるロシア人のイリヤが、風邪ひいたときのロシア流・民間療法を教えてくれました。
風邪をひいたらウォッカを飲む
私が風邪気味なことを知ったイリヤは、ウォッカを飲むといいとおすすめしてくれました。
「それはロシアジョーク?」と聞きましたが、どうやら本当らしいです。…ありがとう!それでこそロシア!そうゆうところ本当好き。
「40度程度のウォッカを少しずつ飲む、そしてレモンは悪酔いを緩和させる効果があると覚えておくように。」とイリヤ。
試してくるね!と早速スーパーマーケットへウォッカを買いに出かけました。
一番小さな瓶で115ルーブル(約166円)。薬局で風邪薬を買うよりも断然安い。そしてラベルにはにこやかな笑みを浮かべる熊という圧倒的ロシア感。これは効きそうだ。
お酒は嫌いですが、風邪が治るならば数年ぶりに呑みます。
宿に戻って早速ウォッカをコップに注ぎ、トルティーヤチップスをつまみにストレートでちびちび飲み始めました。
アルコール40度は飲み込む瞬間、喉が熱く、舌がビリビリとします。
人類は、なぜそんなにお酒が好きなのか?お酒の美味しさってなんなのか?私のような未熟者にはきっと理解できないのでしょう…。
アル中になるといけないのでコップ一杯程度でやめておき、そのまま寝ました。行動だけ見ると病人と言うよりはただの廃人です。
しかし、衝撃は翌朝に起こりました。
体調めっちゃ回復してる…
朝起きて感じる調子の良さ。
正直、これで治ったら面白いなと思ってはいましたが、期待以上に回復してるものだから笑えてきました。
完全回復とまではいかないものの、今まで無味無臭だった朝食の味、匂いがちゃんとする…!咳もマシになってる…!
夢…?ちょっと感動。これだからロシアは侮れないです。
個人的には今後風邪ひいたら抗生物質よりもこっちに頼る可能性があります。そう、例えこれがプラシーボ効果だとしても。
何事もやってみるべし、と今回また学んだのでした。
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