今回はイスタンブールから、トルコの東側にあるシリア国境付近に位置する都市マルディン（Mardin）へ長距離バスを使って移動します。
かなり遠いのですが、安く行きたいなら長距離バスを使うのがオススメです。
マルディンってどんなところ？
シリア国境に近いということで危険なイメージがあるせいか、まだ外国人観光客は少ない方です。
マルディン自体の治安は良いのですが、行かれる際には外務省 海外安全ホームページで状況を確認して行くようにしましょう。
お土産屋さんが並んでいたり、人もフレンドリーで親切なので一人でも安心して街歩きが出来ました。マルディンの人はこんなにお茶目。
遠くには雄大なメソポタミア平原を望むことができ、その広さに圧倒されます。
旧市街は砂色の建物が立ち並び、迷路のような独特で美しい景観が特徴的です。
マルディンは「国を持たない最大の民族」と言われるクルド人が多く住んでいる街でもあります。
イスタンブールからマルディンへ長距離バスでの行き方
- 料金：159リラ / 約3,034円（料金は出発時刻によって変わります）
- 出発時刻：13:00発→翌日10:30到着
- 所用時間：約22時間
飛行機で行く方法とバスで行く方法がありましたが、私はバスで、過去最長22時間のバスの旅スタートです！
バスチケットはあらかじめvirailというアプリで予約しておきました。
イスタンブールのバス乗り場はここです。
このバスターミナルでマルディン行きのバスオフィスを探さないといけないのですが、バスオフィスがいくつもあって自力で見つけるのはかなり大変！
もし分からなくても必ず助けてくれるトルコ人が現れます！（5リラ請求されるかもしれませんが…。）
「Cizre Nuh itimat」と書かれたここがバスオフィスです。
このオフィスで携帯の予約画面を見せてチケットを引き換えてもらいます。
バス乗り場はオフィスの奥にあります。
残念なトルコピザを食べる
余談ですが、バスが来るまで時間があったのでカフェで一休みすることに。
トルコピザとコーラを注文。
トルコのピザはこんな形。思ったより大きくてサラダも付いてきて合計40リラ（763円）…高くない？と思ったけどバスターミナルだからかな？
ピーマンとひき肉を炒めたようなものが乗っていて、味は、うーん…ちょっと肉臭いけど不味くはない、全然いける。
まぁこうゆうとこはね、しょうがないのは分かってる…。これを気にしていたら旅はできないと割り切りましょう。
バスの乗り心地は？
マルディン行きのバスが来ました！
大きいバックパックやキャリーケースはトランクスペースに無料で預けられます。
乗り込もうとすると同じバスの乗車客から、仕事で行くのか？何の仕事をしているのか？と質問責め。観光客が行くのは珍しいのでしょうか？怪しまれてるのかなと思ったら、最後に泥棒がいるかもしれないから気をつけろと優しく言われました。
バスにトイレがついていることを期待しましたが、残念ながら無く、パーキングでのトイレ休憩はありますが有料なので、1.50リラ（30円）のコインが必要です。
他のトルコ人の乗客が私の分まで払ってくれたり、ポテチ分けてくれたり、チャイを奢ってくれたり、何かと私の世話を焼いてくれることに驚きます。トルコ人本当に優しい…。
休憩時間は結構長く、1時間くらいありました。ここでコーラ5リラ（95円）を購入。
バスの中は綺麗です。ジュースやコーヒー等のドリンクサービスもたまにあるし、これは初めてだったのですが手のアルコール消毒タイムがあり、衛生面がしっかりしていました。
クズルテペでバスの乗り換え
しばらくはずっとバスに乗っていたのですが、マルディンの隣町であるクズルテペで、「マルディンに行くならバスを乗り換えろ」と言われました。
運転手が「日本人！こっちだ！」と誘導してくれるので付いて行って、少し大きなバスに乗り換えます。
外国人が珍しかったのか、バスの中で丸メガネをかけた少年が話しかけてきました。可愛い。トルコの子供達って好奇心旺盛だなぁ。大人より英語が上手でした。
マルディンのバスターミナル
ついに長いバス移動が終わり、マルディンのバスターミナルに到着です！地図上だとここに到着します。結構きれいなバスターミナルでトイレもありました。
さて、ここからどうやって市内にある宿まで行こうか？
寄ってきたタクシー運転手に値段を聞くと20リラ（381円）とのこと。
あれっ？安い！15リラ（285円）のトルコアイスとほぼ変わらないじゃん！
そんなわけで市内までの交通にはタクシーをオススメします。20分くらいで着きました。
まとめ
22時間のバス移動ということで、体力や車酔いの心配などはありましたが、バスの乗り心地が良かったので意外と疲れは感じず、バス移動も全然ありだと思います！
トイレ用に１リラなどのコインを持っておくことだけ忘れずに！
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